福井県の真ん中を走る九頭竜川の中流、福井大震災の時に倒壊したが、先代が良い財料を残したいと、崩れはしたものの使える材料は活かして立て直している。

大安禅寺の膝元にある目立った看板は無いが、酒蔵の前には酒林を下げた高さ3メーロルほどの手造りの櫓(やぐら)が立っている。

 
   

酒蔵は古いが、酒造りは麹と、人の手と、蔵に昔から住む神様(蔵に住む菌)によって出来る。
10月末 酒造りが始まる前に蔵の中を隅ずみまでよく洗い清める。それでも、昔から住む蔵の菌は空気にに漂っていなくなることはない。
同じ造り方をしても、気候や、麹の微妙な量の違いで毎年少しづつ味わいが変わる...酒は生きモノ...だから面白い!

       
       

 

 

 

酒蔵天井部分:相当古い造りで立て替えが必要だが、雨漏りや、壊れた部分を修善して大切に使い続けている。蔵の中には杜氏関係者以外立ち入ることは出来ない。(写真下)

 

 
   

酒蔵の2階に広い板の間がありそこに神棚が祀られてある。
長い年月、ひっそりとこの蔵を守ってきた。

 

 

 

3代目、長く勤めた杜氏が亡くなってからこの蔵の酒造りを、彼が仕切る。情熱は熱く、全国の酒蔵を巡って舌を鍛え腕を上げて来た。仕込みが始まると、幾日も夜を徹して見守り続け...酒造りの鬼となる。

   
     

舟と呼ばれる、酒袋をしぼって酒粕を作る入れ物。
大きな酒蔵では、資料館に展示してあるところもあるが、小さい酒蔵ではこれがベストサイズ!手絞り故、酒粕には酒の成分がねっつり残る...カスカスの粕ではないのだ。
 
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